IT系の知識は近年どこの企業にいても必要になっているのではないでしょうか。
ITにはたくさんの資格がありますが、その中でも短時間の勉強でとりやすく、IT知識だけではなく財務表の見方など幅広い知識を勉強することができる『ITパスポート』という資格があります。
今回はこのITパスポートの難易度とIT初心者でも合格できる効率的な勉強方法について解説したいと思います。
ITパスポートの難易度とは?初心者向け勉強方法
ITパスポートは、将来IT系企業に勤めたいと考えている学生さんや現在別の業種についているけれどIT業界に転職したい方などにうってつけの資格です。
IT系資格代表でもある『基本情報技術者試験』よりも合格しやすく、より基本的なことが学べます。
会社の基本的なことについても学べるので特に就活を控えている学生さんにはもってこいの資格です。
ITパスポートの合格率と難易度とは?
ITパスポートの合格率は50%と比較的難易度の低い国家資格となっています。
初心者でもしっかりと勉強すれば無理なく合格できるでしょう。
試験の出題範囲とは?
試験の出題範囲は、年を追うごとに増えている印象です。
2022年4月からはプログラミングに関する問題も出題されるようになりました。
IT関連の物事は凄まじい速さで発展しており、ITパスポートもそれに伴い出題範囲がどんどん増えています。
主な出題範囲は以下の通りです。
ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術):45問程度
上記のようにIT系の問題だけでなく、経営やマネジメントに関する問題も出題されます。
何時間くらいの勉強で取得可能なの?
ITパスポートの勉強は、IT知識がある人で20時間から40時間程度。
全く知識がない人でも50時間から100時間で取得できます。
私は全く知識がなかったのですが、50時間弱で取得できました。
ITパスポートを取得するメリットってあるの?
もちろんメリットはあります。
ITの基本的な知識を勉強することで、ITリテラシーを身につけることが出来ます。
特にシステムやネットワークについてはビジネスシーンでも役に立ちます。
もう一点は転職の際に非常に役立ちます。
事務系の仕事であれば面接の際に「ああこの人はITの知識がある人なんだな」とアピールすることができます。
また、IT系企業でも「基礎的な知識を有する人」ということをアピールできます。
効率的な勉強方法は?
効率的な勉強方法はズバリ、ITパスポート過去問道場の活用です。
ほぼこれ一つで合格できます。
ITパスポート試験には過去問が出てきません。
ただし、過去問にかなり近い問題がでてきます。
そのため過去問をひたすらこなして、問題文に慣れていくことが重要になります。
私のおすすめは「〇〇とくれば△△」のように問題文にある単語と回答の選択肢にある単語を覚えることです。
『バイオメトリクス認証』とくれば『生体認証』というように覚えておくことで、問題で聞かれても答えられます。
また、選択肢に『バイオメトリクス認証』とあっても問題文に『生体認証』っぽい単語がなければ正解から弾くことが出来ます。
ひたすら過去問をこなして、単語同士を関連付けていきましょう。
過去問道場では正解率何パーセントと表示されるのでモチベーションの維持にも繋がります。
あとはお守り程度に参考書を一冊買って、過去問道場の解説でもわからないことは参考書を読むとより良いです。
私が買った参考書はこちら→https://amzn.to/3NY2tt6
動画講座(YouTubeなど)を活用する
もし、過去問道場の解説や参考書の解説を読んでみても理解できないときは動画講座を活用するのも良いです。
おすすめはYouTubeで自分好みの動画を探すことです。
私はストラテジ分野とマネジメント分野を勉強する際は『ITパスポート 絶対合格の講座』を観ていました。
単語聞き流し系の動画は私には合わなかったのですが、もし合うのであれば聞き流し系も良いのではないでしょうか。
ITパスポートの難易度は?初心者向けに当日の流れを解説
勉強もばっちり!あとは会場に向かうだけ…!
受験に必要なものや、当日の流れをご説明します。
どんな持ち物が必要?注意するべきことは?
当日の持ち物は、
・確認表
・顔写真付き公的身分証明書
これさえあれば大丈夫です。
試験の際は筆記用具、計算に使用する紙が配られますので筆記用具等は必要ありません。
また、私の受験した会場では身分証の確認後はポケットに身分証明書をしまってください、と指示がありました。なので、ポケットのあるお洋服を着ていくと良いと思います。
ちなみにうっかりポケットがない服を着て行った際は身分証明書を入れる袋を貸してもらえるので安心してください。
試験会場にはどれくらい前に行けばいいの?
試験開始30分前から受付開始です。
それより早く行っても待てる会場であればいいですが、そうでない場合もあるので30分前を目安に会場に行くようにしましょう。
もし試験に合格したらどうすればいいの?
試験の結果はすぐに出ます。
総合評価点が600点以上、分野別評価点が300点以上あれば合格です。
1時間ほどすると試験結果レポートが見られるようになるので、レポートを再度確認しながら美味しいお酒を飲んでください。
一か月ほどすると経済産業省から合格通知証が送られてきます。
もし試験に不合格したらどうすればいいの?
残念ながら試験に不合格の場合は、わからなかった問題や知らなかった単語をスマホやメモ帳にメモを取りましょう。
試験中に使用した用紙は回収されてしまうので、用紙に書いても無意味です。
とりあえず、試験を終えた自分を褒めたたえて、美味しいものを食べましょう。
次の日になると、新しい試験を予約できるようになるのでまた新しく試験日を決めてまた勉強しましょう!
まとめ
ITパスポートは初心者でも合格できる試験です。
私自身、過去問道場を中心に勉強することで三度目の正直で合格することが出来ました。
聞いたことのない単語を少しでもなくすことが合格への近道です。
過去問道場を制する者がITパスポート試験を制す!といっても過言ではないので、過去問道場で最低3000問!解きまくると、合格への道が見えてくるでしょう。
ITパスポート試験に挑戦するすべての人を応援しています!
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